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執筆者の写真幸せのメロンパンHAPPyHAPPy編集者

キッチンカー(移動販売車)ビジネスで絶好の出店場所を探す4つの方法

更新日:2023年10月27日

今、勢いに乗っているトレンドビジネスといえば、「キッチンカー」です。これをみているあなたも、キッチンカービジネスの展開を考えているかもしれません。


しかし、キッチンカー開業ブームとは裏腹に、廃業率が高く3年続いているところはほとんど無いのはご存知でしょうか??厚生労働省によると、キッチンカーを含む飲食サービス業の廃業率は、17.0%と他の業種に比べ圧倒的に高いのが現状です。


キッチンカーが廃業してしまう理由のNo.1が、「売る場所の確保」が出来ていないことです。特にキッチンカーのビジネスにおいて、売上を大きく左右する要素である出店場所の選択は非常に重要です。


では、移動販売を成功させるための最適な(つまり売上を上げる)出店場所をどのように見つけるのでしょうか。


「キッチンカービジネスを展開したい、始めてみたいと考えているけど、一体どこでビジネスを展開すればいいのかわからない…」

「キッチンカーの出店にはお金がかかるの?料金はどれくらい?」

「出店場所は募集とかしてるの?」

など、色々な疑問があると思います。


この記事では

  • 出店場所の探し方

  • キッチンカー出店の許可取り方法

  • 出店場所の費用

などについて、20年間メロンパンに特化したキッチンカーのフランチャイズを経営し続け、累計販売個数10億個以上、1日10万円〜20万円販売する驚異的な販売力を誇る幸せのメロンパンHAPPyHAPPyだからこそお伝えすることが出来る、適切な場所を見つけるための情報とアプローチについてお伝えしていこうと思います。


一緒にキッチンカービジネスの成功の一歩を踏み出しましょう。


キッチンカーを出店する前に考えるべきこと

キッチンカー出店に最適な場所を探す以前の話にはなりますが、かなり重要な話をします。それは、場所探し以前にやらなければいけないことです。


また詳しい話は別の記事でさせていただきますが、場所をいきなり探す前にまず、キッチンカーを経営視点で考えておくことが大切です。


なぜ、私たち幸せのメロンパンHAPPyHAPPyが、生存競争を生き残り20年以上に渡り発展してこれたのか。その3つの理由は、

  1. 「幸せのメロンパン」という商材がとにかく良い

  2. 売る場所の確保が出来ている

  3. 売る戦略を持っている

が大前提にあります。


そして、場所探し以前に大事なのは、『商材がとにかく良い』という点です。


「キッチンカーは儲かるから」という理由だけで出店する人が多いですが、廃業する理由のNo.1は、売る場所の確保が出来ないところ。しかし売る場所の確保ができないのは、そもそもコンセプトと商品が明確になっておらず、「ココで売れば売上が上がる!」という場所に行きつかないことにつながります。


「出店料が安いから」とか「自分の家から近いから」などといった理由で漠然と出店場所を決めてしまうことになってしまうと、間違いなくうまくいきません。そうなると、いくら商品が良かったとしても、コンセプト(お客様は誰なのか?)などが決まっていなかったら、双方にギャップが生まれてしまいますよね。


オフィス街のビジネスマンが対象なのか、スイミングスクール帰りの子供が対象なのかによって、商品の提供方法や、デザイン、ネーミングなども変わってきます。


対象の顧客を定めることによって、ここだ!という場所が決まります。


ターゲット客層を絞ることで成功に繋がる出店場所を見つける可能性が高まるので、まだぼんやりとしか考えられていない方は、ぜひご相談しにきてくださいね。


キッチンカーの出店場所を借りる費用

出店料は、キッチンカーの営業成功にとって非常に重要で、その費用は出店場所や地域により異なります。具体的には、一日あたりの固定金額か、売上のパーセントとして設定されることが多いです。固定金額の場合、1日あたり3,000円から数万円が一般的です。一方、変動制の場合は売上の15〜20パーセントが目安となります。


出店場所によっても出店料は変わるため、自身の商品やサービスに適した場所を選ぶことが重要です。

オフィス街

1日約5,000円

または売上の15%

大学

1日約5,000円

または売上の15〜20%

イベント

1日約3,000円~数十万円

または売上の15〜40%

その他

(商業施設内や駐車場など)

売上の10~20%

キッチンカー運営における成功のためには、出店場所選び、出店料の計算、利益の予測など、様々な要素をしっかりと把握し、計画することが重要となります。


出店場所を探す4つの方法

キッチンカービジネスを始める上で、ビジネスが成功するか否かを左右する重要な要素が、場所選びです。上にも書きましたが、キッチンカーが廃業してしまう理由のNo.1が、『売る場所の確保』であり、場所選びはそれほど重要なことなのです。


場所選びに拘った結果、幸せのメロンパンHAPPyHAPPyは、なんと1,300年の歴史を持つ善光寺大勧進さんで、日本初のキッチンカーを出店することができるようになりました。


なぜ出来たのかはまた別の機会にお話ししますが、コツを掴めば出店場所を見つけることは難しくありません。


しかし、まだキッチンカーを出したことがない人にとって、場所選びは難題です。そこで、以下の4つのアプローチをご提案します。

  1. 商工会議所・観光協会など、地元の人の心を掴みにいく

  2. キッチンカービジネスを熟知している人脈を作り紹介してもらう

  3. 自分自身で新規開拓してみる

  4. キッチンカーの出店場所を仲介・マッチングしてくれる企業に依頼したりサイトで探してみる

1.商工会議所・観光協会など、地元の人の心を掴みにいく

キッチンカーの出店についての話を、地域の商工会議所や観光協会との連携の視点から軽やかに掘り下げてみましょう。これらの組織と手を携えることにより、適切な出店場所を見つけやすくなったり、イベントへの参加の道が開かれたり、地域に深く根を張った営業活動を展開する支援が受けられます。


商工会議所は地元企業とのつながりの宝庫で、出店場所の候補地の提案を頂くことも可能です。会員として参加することで、キッチンカー運営に関するアドバイスを求めることができます。その一方で、年会費が必要となる場合は多いです。また、一般的にサービスを利用できるのは、その地域でビジネスを行っている方々です。


観光協会もまた、地域のイベントのナビゲーターとして働き、時と場合により自らがイベントを主導することもあります。観光協会に相談すれば、地域で開催されるイベントへの出店のチャンスを掴むことができます。


地元の祭りや花火大会など、商工会議所や観光協会が主導するイベントは、確固たる集客力があり、売上を増やすきっかけとなります。これらの組織に登録していれば、イベントが開催される度に、自分のキッチンカーを提案する機会が増えます。地域によっては地元の出身者や在住者に出店の募集を優先したり、観光地や公共施設への出店を後押しすることもあります。


地域に密着した営業を行いたい、または地元への貢献を考えているキッチンカーの運営者にとって、これらの組織との交流は大きな助けとなります。


地域のイベントや公共施設を出店場所として検討している場合、自治体や公的機関から情報を得ることも効果的です。ただし、情報を提供してもらうためには、登録料や審査の手続きが必要な場合もあります。


キッチンカー出店は地域振興や地域創生の一環として活用されることが多く、地元との繋がりが重要視されます。公的組織との連携を通じて地域に根ざしたビジネスを展開し、その成功に繋げる道は広がっています。


2.キッチンカービジネスを熟知している人脈を作る

コストを抑えつつも確実に歩みを進めたい方々におすすめなのが、人脈です。出店地やイベント情報の収集だけでなく、出店料や集客方法、さらには役所手続きからキッチンカー改造のアイデアまで、様々なアドバイスが得られる道がここにあります。これらは全て経験から生まれた助言で、他では決して手に入らない価値ある知識と言えます。


ただ、一つだけ留意していただきたい点があります。それは、「情報をすぐに得られるという訳ではない」という事実です。また、キッチンカービジネスを始めたばかりの時期には、広範な人脈を持つ方は少なく、この手法の利用が難しいかもしれません。


他のキッチンカーオーナーと聞けば一見「競合」と思われるかもしれませんが、その背後には同じ悩みや問題を共有する仲間、先輩がいるのです。だからこそ、ぜひ積極的にコミュニティへの参加を考えてみてください。


ときには困難な局面に直面することもあるでしょう。そんな時に、キッチンカービジネスで成功を収めているプロの存在は、とても心強いはずです。


3.自分自身で新規開拓してみる

キッチンカーの出店は多くの創造性と勇気を必要とします。未だ誰も手を出していない場所や、一見すると意外な場所に出店することで、新たなビジネスチャンスをつかむことができます。


その際には、企画書を用意し、出店地のオーナーやイベント企画会社に直接アプローチすることが求められます。アピールポイントとして、相手が得られるメリットや予想される利益を明確に提示することが大切です。


しかし、この道のりは決して平易なものではありません。一度の交渉で成功することは少なく、反対に断られることが多いのが現実です。


だからこそ、一つの提案が通るまでに多くの提案を行うことが大切となります。また、条件交渉には専門知識が必要であり、極端に高い出店料を提示されるリスクも存在します。そのため、事前の下調べを十分に行うことや、専門知識を持つ人に交渉を委ねるといった工夫が求められます。


さらに、自ら出店場所を探し歩くことも必要になるでしょう。空きスペースや商業施設などを見つけ出し、そのオーナーと直接交渉を行うのです。その一方で、こうした方法のメリットは仲介手数料や登録料がかからないことで、その分手元に残る利益が増えます。


しかしながら、この方法の大きなデメリットは成功率の低さです。既に出店しているキッチンカーのオーナー達の経験談を見ても、「提案が断られた」という事例が多いのが現状です。また、全ての準備を自分で行う必要があり、それが時間を取るだけでなく、トラブルを生む原因にもなり得ます。これらを考慮すると、高い交渉力に自信がなければ、この方法を推奨するのは難しいかもしれません。


しかし、考え方を変えてみれば、これは新たなビジネスチャンスと捉えることもできます。インターネット上の出店情報はすでに他のオーナー達に取られていることが多いのですが、自分で新たな出店場所を見つけることで、独自の営業を展開することができます。既存のルールに縛られず、勇気を持って交渉を行うことで、新たな道が開けるかもしれません。それはまさに、これからのキッチンカービジネスの大切なポイントとなるでしょう。


4.出店場所を仲介・マッチングしてくれる企業に依頼またはサイトに登録

仲介・マッチングサービスやサイトを利用することで、出店場所の選定や許可取得の手続きなど、時間と労力を大幅に節約することができます。


キッチンカーの仲介業者の収益源としては、キッチンカーからの仲介料や土地の管理者からの収入があります。出店場所の環境や需要に応じて、仲介料も異なることがあります。


仲介業者の存在にはいくつかのメリットがあります。まず、単体では出店できない場所にも出店することができます。仲介業者が複数のキッチンカーをまとめて交渉することで、出店料や条件の緩和を交渉できることもあります。また、申請やキャンセルなどの手続きを代行してくれるため、事務作業が楽になります。


一方で、仲介業者のデメリットとしては、余分な費用がかかることがあります。ッチンカー独自で出店できる場合には、仲介料が発生することで経済的負担が増える可能性があります。


また、悪質な仲介業者にも注意が必要です。仲介業者の仕事をせずに料金を取る、不透明な出店料を提示する、特定のキッチンカーと癒着しているなどの問題が報告されています。適切な仲介業者を選ぶことが重要です。


最後に、自分で出店場所を確保できる場合は仲介業者を利用しなくても問題ありません。ただし、一部の場所では仲介業者を通さなければ出店できないこともありますので、その場合には頼る価値があるかもしれません。信頼できる仲介業者を選び、必要に応じて利用することが良いでしょう。


参考となるサイトや仲介業者を載せておきますね。


代表的なキッチンカーの出店場所

ここからは代表的なキッチンカーの出店場所を10か所ご提案し、それぞれのメリット、デメリット、費用目安などを交えてご紹介します。

​候補場所

メリット

デメリット

料理の単価目安

フードトラックパーク

多種多様なキッチンカーが集まっているため、様々な料理を楽しむことができる。 一度に複数のキッチンカーを楽しめるため、グループや家族での訪問に最適。

混雑していることがあり、行列ができることも。 時間帯によっては駐車場の利用料金が発生することもある。

一品料理で500円〜1000円程度

イベント会場

華やかなイベントの雰囲気と美味しい料理を同時に楽しめる。 地元の名物料理や人気シェフのキッチンカーも多く出店する。

イベントによっては混雑していることがあり、待ち時間が長くなることも。

イベント入場料や駐車料金が別途必要な場合もある。

一品料理で500円〜2000円程度

ビーチや公園

海や自然の風景を楽しみながら、リラックスした雰囲気で美味しい料理を楽しむことができる。

ファミリーや友人とのピクニックに最適。


天候や季節によっては混雑することがあり、席が取りづらいことも。

ビーチや公園利用料金が別途必要な場合もある。


一品料理で500円〜1500円程度

​商業施設の駐車場

ショッピングや買い物のついでに立ち寄ることができる。

多くの駐車スペースがあり、比較的利便性が高い。

混雑している商業施設の駐車場では、駐車スペースの確保が難しいこともある。

駐車料金が別途必要な場合もある。

一品料理で500円〜1500円程度

オフィス街

ランチタイムに多くのビジネスパーソンが訪れるため、需要が高い。

手軽に美味しい食事を提供することで人気を集めることができる。

混雑する時間帯が限られているため、需要に対して出店枠が限られることもある。

駐車スペースの確保が難しい場合もある。

ランチセットで1000円〜2000円程度

レジャーランドやテーマパーク

遊び疲れた後に美味しい料理を楽しむことができる。

バラエティ豊かな料理が揃っているため、家族連れや友人同士での訪問に最適。

レジャーランドやテーマパーク内は混雑していることが多く、待ち時間が長くなることも。

入場料金や駐車料金が別途必要な場合もある。

一品料理で500円〜2000円程度

大型イベントスペース

大規模なイベントスペースでは、多くのキッチンカーが出店するため、多様な料理を楽しむことができる。

イベントの雰囲気と美味しい料理を同時に楽しめる。

大型イベントでは混雑することがあり、待ち時間が長くなることも。

イベント入場料や駐車料金が別途必要な場合もある。

一品料理で500円〜2000円程度

観光名所や観光スポット

地元の名物料理や観光地ならではの料理を楽しむことができる。

観光名所の散策や観光スポットの訪問のついでに立ち寄ることができる。

人気の観光地では混雑することがあり、待ち時間が長くなることも。

駐車料金や入場料金が別途必要な場合もある。

一品料理で500円〜2000円程度

スーパーマーケット軒先

日常出店できる最強の場所。

パンデミック下でも売上が唯一落ちなかった場所。

スーパーマーケット軒先では、売りにくい商材(高額なお弁当、どんぶり、主食など)がある。

一品料理で100円〜500円程度

大学キャンパス

学生や教職員に向けてキッチンカーが出店し、手軽に美味しい食事を提供することができる。

学生の間で人気のあるメニューやトレンドの料理を味わうことができる。

出店枠が限られているため、需要に対して出店の機会が限られることもある。

キャンパス内の駐車スペースの確保が難しい場合もある。

ランチセットで800円〜1500円程度

各場所にはそれぞれ特徴や利点がありますが、混雑や駐車スペースの確保の難しさといったデメリットも考慮する必要があります。また、費用目安はあくまで一般的な参考価格であり、実際の料金はキッチンカーのメニューや提供する料理の品質などによって異なることもあります。出店する場所によって需要や競合状況も異なるため、事前に調査や計画を行いながら出店することが重要です。


まとめ

キッチンカーの開業を考える際は、まず商材がとにかく良いか、売る場所の確保が出来ているか、売る戦略を持っているか、が勝負のカギとなります。


ターゲット客層を絞ることで成功に繋がる出店場所を見つける可能性が高まりますが、未経験の状態から経営戦略をひとりで考えるのは難しく、1年以内に廃業してしまう可能性が高まります。


例えば、私たち幸せのメロンパンHAPPyHAPPyのフランチャイズ本部へご相談いただくと、私たちのネットワークから出店場所の紹介も可能ですし、たくさんのアイデアとともに、一緒に出店場所を考えることも可能です。


自分だけで進めるよりも、経験豊富な仲間を味方につけることで、ビジネス展開のスピードが早まるでしょう。お気軽に、私たちにご相談くださいね。



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